特集

2025年7月号

ウポポイ5周年 ~アイヌの世界と出会う場所~

アイヌ民族は日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族です。日本語と系統の異なる「アイヌ語」をはじめ、自然界すべての物に魂が宿るとされている「精神文化」、祭りや家庭での行事などで踊られる「古式舞踊」、独特の「文様」による刺しゅう、木彫り等の工芸など、固有の文化を発展させてきました。「ウポポイ(民族共生象徴空間)」は日本の貴重な文化でありながら存立の危機にあるアイヌ文化の復興・創造等の拠点となるナショナルセンターであり、我が国が将来に向けて、先住民族の尊厳を尊重し差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築いていくための象徴として整備され、7月12日に開業5周年を迎えます。

2025年6月号

人口減少の進行の「緩和」と人口減少社会への「適応」~「第3期北海道創生総合戦略」を策定しました~

北海道では、長期的な視点に立って切れ目なく人口減少対策を進めるとともに、近年の社会経済情勢の変化にも対応できるよう、令和7年3月に「第3期北海道創生総合戦略」を策定しました。この総合戦略のめざす姿の実現に向けて、次の2つの観点を設定し、取組の推進を図ります。