コラム

地域おこし協力隊Café

【2025年10月号】デザイナーの経験を生かして、 知床の文化とその魅力を発信中

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掲載号:2025年10月号

都会に住む人が課題を抱える市町村に移住し、才能や能力を発揮する地域おこし協力隊。今回は、町の情報発信をデザインでサポートする斜里町の隊員を紹介します。

松井和泉さん
京都府京都市出身
松井まつい 和泉いずみさん

私は京都市出身で、知床に来る直前は大阪のデザイン会社に勤めていました。元々旅行が大好きで、道東は何度も訪れたことがある大好きなエリア。その際の常宿のオーナーさんからデザインの仕事を紹介していただき、道東に住みながら仕事をするのもありかな…と考えていた矢先に、斜里町の地域おこし協力隊の募集に出会いました。

現在は「知床ブランディング推進」に取り組み、知床の価値を高めてファンを増やす活動をしています。今年5月には、大阪・関西万博の環境イベントで使用した世界自然遺産・知床の生態系を紹介するデザインを担当しました。

マスキングテープ
知床を象徴する魚として、サケの一生を表現したマスキングテープを制作。

その他、町内のチラシや庁舎のサイン、名刺のフォーマットなどのデザインをしてきました。

庁舎内の案内版
分かりやすく親しみやすいことを念頭に、庁舎内の案内版をデザインしました。

斜里町は漁業や農業、観光業など、豊かな自然と人の営みが共にあるのが大きな魅力だと感じているので、デザイナーの経験を活かしてこれからも知床の価値を発信してきたいです。

デザインの授業
町内の小中併設校・知床ウトロ学校では放課後にデザインの授業を実施。「ものづくりの楽しさを通して自分たちの町の魅力をもっと知ってもらいたいですし、私自身も子どもたちからたくさん発見を得た、とても貴重な機会でした!」


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