
小林 未奈選手
釧路市出身。スポーツトレーナーの知識と、チャレンジ精神で競技に励む。
令和2年度北海道スポーツ賞受賞。北海道TID修了生。

日本代表決定戦の直後からカナダ遠征に入り、毎週ツアー大会やグランドスラムに出場しています。結果として悔しい思いをする試合もありますが、その分、自分たちに足りないものや成長できる部分が明確になってきています。チーム全体が同じ方向を見て、前向きに挑戦を続けている雰囲気です。できることを一つずつ積み重ね、オリンピックで金メダルを獲るという目標に向かって、確実に前進しています。

普段の練習では、身体の重心や蹴る方向、石が手から離れる感覚まで意識しながら、質の高い投げを追求しています。試合ではあれこれ考えすぎず自然にプレーできるように、練習で感覚を体に染み込ませることを大切にしています。試合前は、自分が良いショットを決めている姿を何度もイメージし、チームで勝利を喜ぶ瞬間までをリアルに想像しています。気持ちの準備も技術の一部だと思っています。

小学6年生の時に北海道TIDの育成選手に選出され、オリンピックで金メダルを取るという大きな目標を持って競技を続けてきました。オリンピアンの方々から直接指導を受けたり、栄養やトレーニングなどアスリートとしての基礎を学んだり、合宿でチームとして過ごすことで多くを吸収しました。小学生のころから世界の舞台を本気で目指せたことは、自分にとって大きな財産です。今の私があるのは北海道TIDのおかげだと思っています。

競技を楽しむ気持ちを持ち続けること。そして、うまくいかない時こそ成長のチャンスだと捉えることです。挑戦するたびに少しずつ強くなれると思います。

カーリングは「氷上のチェス」と呼ばれますが、チェスとは違って思い通りに石が止まらないからこそ面白いスポーツです。理想通りにいかない状況の中で、どう次の一投を考えるか。技術と判断力とチームワークがすべて噛み合った時に生まれるプレーが魅力だと思います。

いつも温かい応援をありがとうございます!北海道のスポーツとしてカーリングが少しずつ根付いてきていることを嬉しく感じています。皆さんの声援が私たちの力になっています。これからも北海道を代表するチームとして誇りを持ってプレーし続けます。応援よろしくお願いします!

アイスホッケー

愛犬を愛でること。編み物をすること。