特集1
北海道から世界へ!スポーツのみらい
掲載号:2026年1月号

北海道は、夏は冷涼な気候、冬は良質な雪に恵まれるなど、スポーツをする者にとって好条件がそろっており、豊かな自然環境を生かし、これまで、国際的・全国的な規模のスポーツの競技会で活躍する選手を数多く輩出してきました。その活躍する姿は、道民に夢と感動、そして、みらいへの希望を与えるとともに、スポーツへの関心を高めています。道では、世界で活躍するトップアスリートを目指す競技者を支えるさまざまな取り組みを進めています。
道内ゆかりの選手の活躍に期待!
ミラノ・コルティナ2026(イタリア)
- 冬季オリンピック
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- 冬季パラリンピック
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2014年ソチオリンピック出場(5位)、2021年パシフィックアジアカーリング選手権優勝など、世界を舞台に挑戦を続けている。
※ミラノ・コルティナオリンピック世界最終予選日本代表
※2025年12月10日、フォルティウスはミラノ・コルティナオリンピックの出場権を獲得しました。


近江谷 杏菜選手
北見市出身。
正確で力強いスウィープ、多彩なショットで、観客を魅了する。

日本代表決定戦の直後から、カナダ遠征に入り毎週大会に出場して、経験を積み重ねています。緊張感は少しずつ高まってきましたが、課題に向き合いながら前向きに取り組んでいます。

吉村 紗也香選手
北見市出身。
持ち前の負けず嫌いな性格と粘り強さでチームを引っ張る。

普段の練習では、自分の中で何か1つ今日の目標を立てて取り組んでいます。試合前には、良いイメージを持ってアイスに上がることを常に意識しています。

小林 未奈選手
釧路市出身。
スポーツトレーナーの知識と、チャレンジ精神で競技に励む。
令和2年度北海道スポーツ賞受賞。
北海道TID修了生。

どうぎんカーリングスタジアムでの体験会に参加したのがきっかけです。難しさの中にあるショットが決まった瞬間の爽快さに魅了されてカーリングの沼にハマりました。

小谷 優奈選手
神奈川県相模原市出身。
持ち前の向上心を武器に、積極的なプレーを展開。

理想どおりの状況ではなかったとしても、チームワークで補い合い1つのショットを成功させることができるのが魅力です。チームのコミュニケーションの様子などにも注目してください。

小野寺 佳歩選手
北見市出身。
力強いスウィープと繊細なソフトウエイトショットが持ち味。

いつも応援ありがとうございます。カーリングは氷上で技術や戦術をぶつけ合う熱いスポーツです。寒さに負けず、熱い気持ちで一投一投、挑み続けます。これからも応援よろしくお願いします!
フォルティウスの詳細はこちらから!
道
の
取
り
組
み
北海道タレントアスリート発掘・育成事業
(北海道TID)
冬季競技に特化し、競技経験の有無にかかわらず有能な選手を発掘。日本代表入りを目指して、オリンピアン等からの競技指導や教育プログラムなどを実施し、計画的に育成する取り組み。これまでに31名の中央競技団体強化指定選手を輩出しています。

フォルティウスの小林未奈選手は北海道TIDの修了生!
「小学6年生の時に北海道TIDの育成選手に選出され、オリンピックで金メダルを取るという大きな目標を持って競技を続けてきました。小学生のころから世界の舞台を本気で目指せたことは、自分にとって大きな財産です。今の私があるのは北海道TIDのおかげだと思っています。」




釧路市出身。力強いシュートを武器に女子日本代表としてオリンピックに3度選出、2025年のアジア冬季競技大会では金メダルを獲得。平成26年度北海道スポーツ賞受賞。


ミラノ・コルティナオリンピックに向けて、選手一人ひとりが、プレーの質を上げて、自身の良いところをアピールすることに集中しています。それが最終的にチームとしての強さになると信じています。

オリンピックの予選ラウンドから強豪国と対戦することになりますが、そこを圧倒的な力で勝ち上がるくらいでなければ、目標とするメダル獲得まで到達できないと思っています。自分達の力を次のレベルに引き上げられるよう、残り短い期間ですが、最後まで集中して取り組んでいきたいと思います。

北海道には氷都と呼ばれる都市が多くあり、私にとってアイスホッケーは身近なスポーツでした。アイスホッケーは、氷上の格闘技と呼ばれるほど、見ていただく方の心を熱くさせるスポーツだと思いますので、ぜひ、興味を持っていただき、応援していただければうれしいです。

~パラリンピック選手を支える情熱~





チェアスキーは、時速100kmを超える速度で斜面を降り、クロスカントリーでは、腕の力だけで20kmの距離を滑走します。パラアスリートが自身の可能性を信じて躍動する姿がパラスポーツの最大の魅力だと思います。北海道などと連携し、「パラアスリート発掘プロジェクト」などの取り組みを通じて、多くの方にパラスポーツに触れていただく環境づくりを進めています。

パラリンピックでの各選手の活躍が、障がいのある方や高齢者の方など誰もが健康的な生活を楽しむことができる社会を作るきっかけになればと思い、日々活動しています。ミラノ・コルティナパラリンピックに挑む選手に温かい応援メッセージをいただけるとうれしいです。

クロスカントリースキーでミラノ・コルティナパラリンピック出場を目指す
北海道エネルギー㈱スキー部
松土 琴葉選手
道
の
取
り
組
み
北海道スポーツみらい会議

スポーツを通じた健康で豊かな暮らしづくり、魅力ある人づくりや地域づくりを進めるとともに、持続可能な社会の実現に向けた関係者による協働の取り組みを進めています。

パラバイアスロン体験の様子
(荒井氏指導)
東京2025デフリンピック(2025.11.15~26)
デフリンピックは4年毎に開催される「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」です。本道出身の選手の活躍をお知らせします。

森本悠生選手

※インタビュー記事の取材は全て2025年10月に行われています。
特集1に関するお問い合わせ
道庁スポーツ振興課
TEL.011-206-6387
